建設JOBsとは|20代・30代の施工管理が使うときの流れと求人票で確かめる条件

この記事には広告(PR)が含まれることがあります。掲載している数字・内容は、広告の有無に関係なく公的データや公表資料をもとにしています。
建設JOBsは、株式会社アップベースが運営する施工管理・建設業界向けの転職支援サービスです。厚生労働大臣の許可番号は13-ユ-312361で、求職者は無料で使えます。紹介先にはデベロッパー、スーパーゼネコン、大手・中堅ゼネコンが挙がっています。
サイトには「年収850万円以上」「残業30時間以下・残業代全額支給」「年間休日120日以上」といった条件の求人が掲げられています。ただ、これは条件に合う求人を載せているという意味です。登録すれば誰でもその条件で働けるわけではありません。ここでは評判や口コミは扱わず、公式ページに書かれた事実と、条件を自分の求人票で確かめる手順だけを書きます。
建設JOBsの運営と、紹介先の分野
2026年10月27日に公式ページで確かめた内容を表にしました。運営会社と許可番号は、登録の前に自分の目で確かめておくと安心です。
| 項目 | 公式ページの内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社アップベース |
| 許可番号 | 厚生労働大臣許可 13-ユ-312361 |
| 扱う分野 | 施工管理・建設業界 |
| 紹介先として挙がっている会社 | デベロッパー、スーパーゼネコン、大手・中堅ゼネコン |
| 支援の中身 | 履歴書・職務経歴書の作成支援、面接対策、年収・待遇の条件交渉 |
| 求職者の費用 | 無料 |
| 求人の規模 | 公式サイトでは合計6,820求人と案内(確認日 2026年10月) |
出典: 建設JOBs 公式サイト(2026年10月27日確認)
許可番号は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で照らし合わせられます。人を紹介して企業から手数料を受け取る事業には、職業安定法にもとづく許可が要るためです。求職者が無料なのは、採用が決まったときに企業が紹介手数料を払う仕組みだからです。
紹介先の書き方から、ゼネコンの元請側やデベロッパーの求人を見たい人に向けたサービスだと読めます。一方、設備の専門工事会社や地場の工務店の求人がどこまであるかは、公式ページの表記だけでは分かりません。電気・管工事の人は、面談で自分の工種の求人があるかを最初に聞いてください。
出典: 厚生労働省「人材サービス総合サイト」 リンク
無料相談から入社後のフォローまで、流れは5ステップ
公式ページに書かれた流れは、無料相談の登録、カウンセリング、求人紹介、面接、内定・入社後のフォローの5段階です。面接の日程は、担当のキャリアパートナーが企業とのあいだで調整します。
在職中に進める人が気にするのは、面接の日をどこに置くかです。担当者に日程調整を任せるときは、工程表を見ながら外せない日を先に渡します。「毎週火曜は工程会議、月末は検査が続く」のように伝えると、候補日のやり取りが減ります。
求人紹介の段階で受け取った求人票は、そのまま保存しておきます。面接で聞いた話と、内定後に出る労働条件通知書(雇用契約書)を突き合わせる材料になるからです。入社後のフォローがある点も公式に書かれていますが、条件の約束は書面に残っているものだけを当てにしてください。
内定のあとに年収や待遇の条件交渉を任せるときは、希望を数字と範囲で伝えます。「年収は今より50万円以上」「転勤は関東の中まで」のように書けば、担当者は企業に具体的な数字で話を持っていけます。「できれば上げたい」という伝え方では、交渉の材料になりません。交渉で使う数字のそろえ方は、今の源泉徴収票と給与明細から作れます。
サイトが掲げる3つの条件は、自分の求人票で確かめる
年収850万円以上、残業30時間以下・残業代全額支給、年間休日120日以上。どれも、こうした条件の求人を掲載しているという案内です。紹介された1件ごとに、求人票のどこを見て、面接で何を聞けば条件が本当か分かるかを表にしました。
| 掲げている条件 | 求人票で見る欄 | 面接・面談で聞くこと |
|---|---|---|
| 年収850万円以上 | 給与欄の内訳(基本給・資格手当・固定残業代・賞与の月数) | 850万円は何歳・どの役職・残業何時間を含んだ想定か |
| 残業30時間以下 | 固定残業代の有無と時間数、超えた分の支払い方 | 昨年度の月平均の残業と、最も多かった月の時間 |
| 残業代全額支給 | 「時間外手当」の書き方、みなし労働の記載がないか | 現場の残業時間をどう記録し、誰が承認するか |
| 年間休日120日以上 | 休日欄が完全週休2日か、4週8休か、内訳の書き方 | 土曜に現場が動く週の扱いと、夏季・年末年始の日数 |
年収は「誰の」「何を含んだ」数字かを見る
年収850万円以上の求人があっても、その金額で採用されるのは求人の条件に合う経歴の人です。1級施工管理技士の資格や、監理技術者として配置できる経験が前提になっている求人もあります。給与欄に幅(例: 500万〜900万円)があるときは、自分の資格と経験年数がその幅のどこに入るかを担当者に聞いてください。
見込みの年収に固定残業代や賞与がどれだけ入っているかで、基本給は大きく変わります。基本給・手当・固定残業代を分けて書き出すと、今の給与明細と同じ物差しで比べられます。固定残業代の読み方は固定残業代(みなし残業)の求人票の読み方にまとめています。
残業30時間以下は、法律の上限より短い数字
建設業には2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、原則は月45時間・年360時間までです。残業30時間以下という条件は、この原則よりさらに短い水準になります。ただし、工期末や竣工前の月だけ時間が跳ね上がる会社もあります。平均だけでなく、最も多かった月の時間を聞くと、山の高さが分かります。
残業代全額支給という書き方も、記録の仕組みとセットで確かめます。朝礼前の準備や、現場を閉めたあとの安全書類・施工計画書の作成が勤怠に入っているかで、実際に払われる額は変わります。面接では「事務所に戻ってからの書類作業も時間外として申請できますか」と聞くと、運用が見えてきます。
出典: 厚生労働省「建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制」 リンク
年間休日120日は、内訳で中身が変わる
同じ120日でも、土日がすべて休みの会社と、4週8休を基本に夏季・年末年始の休みを長めに取る会社では、ふだんの週の過ごし方が違います。土曜に現場が動く週に出勤があるのか、振替休日で取れるのかを確かめてください。休日欄の表記の違いは完全週休2日と週休2日制の違いで詳しく書いています。
20代・30代の現場経験者が、面談の前に整理すること
カウンセリングで話が早く進むかは、自分の経歴をどこまで数字で言えるかで決まります。20代・30代の施工管理は、資格がまだ2級だったり、主任として担当した現場が少なかったりします。それでも、担当した工事の中身を具体的に書き出せば、紹介される求人の幅が変わります。
面談の前に、次の5つをメモにまとめておくと、職務経歴書の下書きにもそのまま使えます。
- 担当した工事の種類と規模(RC造8階建て共同住宅、請負金額○億円、のように)
- 自分の立場(担当者・主任・副所長)と、受け持った仕事(工程・安全・品質・原価のどこまでか)
- 持っている資格と、受検予定の資格(2級建築施工管理技士、1級の第一次検定合格など)
- 今の残業と休みの実際の数字(昨年度の月平均、4週で何日休めたか)
- 譲れない条件と、譲れる条件(転勤の範囲、年収の下限、土曜の扱い)
4番目の数字は、勤怠の記録や手帳から拾ってください。「残業が多い」では担当者も求人を絞れません。「月平均60時間、竣工前の月は90時間」と言えれば、残業30時間以下の求人と比べたときの差もはっきりします。
5番目は、全部を譲れない条件にすると紹介が止まります。年収・休み・勤務地のうち、いちばん変えたいものを1つ決めて担当者に伝えると、求人の優先順位をつけてもらいやすくなります。面接で聞かれやすい質問は施工管理の面接でよく聞かれる質問で確かめられます。
向いている人と、他社と組み合わせたほうがよい人
建設JOBsが合うかは、見たい会社の種類と、自分の職種の範囲で分かれます。公式ページの事実をもとに、2つに分けて整理しました。
建設JOBsの紹介先として公式に挙がっているのは、デベロッパーとゼネコンです。元請の立場で、もっと規模の大きい現場や発注者に近い仕事へ移りたい20代・30代には、見たい会社と紹介先が重なります。デベロッパーへ移るときの仕事の変わり方は施工管理からデベロッパーへの転職で書いています。
反対に、施工管理以外の職種も並べて見たい人は、1社だけだと比べる材料が足りません。ビルドジョブは施工管理に加えて設計・積算・測量を扱うと案内しています。プレックスジョブは資格の種類と等級を選んで登録でき、技士補や無資格の人も使えると書いています。発注者支援・建設コンサル・購買まで見たいならRSG建設転職、と目的で足す1社を決めると、連絡の数を増やしすぎずに済みます。4社の違いは施工管理の転職エージェント4社を公式情報で比べた記事にまとめました。
40代以降で転職を考えている人は、年齢の書き方を各社の公式ページで確かめてから登録先を選んでください。このサイトでは、建設JOBsを20代・30代で現場経験のある人に案内しています。
よくある質問
- 建設JOBsを使うのにお金はかかりますか
- 求職者は無料です。採用が決まったときに企業が紹介手数料を払う仕組みで、職業安定法でも、有料の職業紹介事業者は原則として求職者から手数料を取れないと定めています。
- 建設JOBsの評判や口コミは載せていないのですか
- このサイトでは、確かめようのない評判・口コミ・満足度は扱っていません。公式ページに書かれた運営会社、許可番号、扱う分野、流れだけを載せています。担当者との相性は、最初の面談で求人の数字をどこまで説明してくれるかで判断してください。
- 資格が2級だけでも相談できますか
- 公式ページに資格の等級による利用条件は書かれていません。ただ、年収850万円以上のような求人は、1級や監理技術者の経験を前提にしていることがあります。2級の人は、今の資格で応募できる求人と、1級を取ったあとに狙える求人を分けて聞くと、受検の計画も立てやすくなります。
- 紹介された求人には応募しないといけませんか
- 応募するかどうかは自分で決められます。求人票の数字が合わないときは、どの条件が合わないのかを担当者に伝えると、次に紹介される求人の精度が上がります。
次にやること
- 公式ページで運営会社と許可番号(13-ユ-312361)を確かめ、厚生労働省のサイトと照らし合わせる
- 担当した工事の規模・立場・資格・今の残業と休みの数字を、面談の前にメモへ書き出す
- 紹介された求人票ごとに、年収の内訳・固定残業代・休日の内訳を上の表で確かめる
セコカン転職マップ編集部
施工管理の働き方と転職について、国土交通省・厚生労働省などの公的データと、求人票・試験団体の公表資料をもとに調べて書いています。数字には出典と年度を付けています。



